営業とは○○!富山の置き薬から学ぶ、今でも通用するマーケティング手法!

営業のコツ

河合商事の田中です。

いきなりですがあなたにとって営業の意味とはなんですか?

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私もぼんやりとイメージが頭に浮かんではいるのですが、

営業とは〇〇だ!!

 

まさにこれだ、という100%正解の回答を出すことができません。

 

そんな恥ずかしい気持ちのまま、辞書を開けて営業の言葉の意味を調べてみました。

意味は以下の通りでした。

 

営業の言葉の意味

1利益を得る目的で、継続的に事業を営むこと。また、その営み。特に、企業の販売活動をいう。「年中無休で営業する」「営業マン」

2 得意先を回って顔つなぎをし、商品の紹介、売り込みをすること。また、新しい得意先を開拓すること。「担当地区の営業に行く」「新ビルに出店する企業に営業をかける」

3 法律で、継続的に同種の営利行為を行うこと。また、その活動のために供される土地・建物などの財産をいう

(デジタル大辞林より)

 

調べた結果、明確な営業の言葉の意味や定義はありませんでした。

他の辞書を調べても複数存在。

 

“意味が複数ある“

 

それは、複数人集まれば矛盾が生じる可能性があるということではないでしょうか。

しかし、何か共通項がうっすら見えてきた気がしませんか??

私はより意味を探るべく、営業の起源について調べてみました。

 

今でも通用する富山藩のマーケティング手法

時代は17世紀頃に遡ります。

今からご紹介するのは、300年ほど前から今へも継承されるマーケティング手法です。

富山藩で「先用後利」という販売方法が行われていました。医薬品を販売先の家庭に預け、使用後に利用した代金のみを受け取る継続的な信頼関係に基づくビジネスモデルです。

当時も顧客情報を記載した帳簿を使用して顧客情報を管理し販促、アドバイスなどに役立てていたそうです。

さらに驚くべきことは、富山から日本各地へ薬の販売に出向いていたということです。

「富山から全国へ営業していたということだよね?普通のことじゃない?」

当時のことをよく考えてください。

当時は現在のような情報技術、インフラも成立しておらず鎖国の最中の日本です。

富山から全国へ営業に回り信頼を得ることは至難の業です。

 

今も昔も顧客情報を元に営業は行われており、「先用後利」は現代の営業の形を作った起源とも呼べる販売方法といえるのではないでしょうか?お客様の役に立ちたい精神がお客様の健康を守り、将来お客様から利益を与えていただける。なんと素晴らしいお話なのでしょうか。

 

時が過ぎても存在するのは…

さて、17世紀以降の時代も、バブルで足を使い稼ぐ時代、インターネットが活躍する時代が過ぎ、今日ではコロナにより非対面式が多くなる時代が到来しました。様々な時代背景により移り変わりの激しい世の中、どの時代の営業活動に必ず存在する一つの言葉。

 

それは「お客様」

時代により先進技術が進化したとしてもお客様がいないと営業は存在しません。

当たり前のことですが、

“お客様を見続け研究すること”

今後の時代にも確実に当てはまる先代から受け継がれてきた営業の意味なのではないでしょうか?具体的には、世の中で最もたくさんの種類と数の武器を駆使してお客様を理解していくということです。お客様を見続けて理解し的確に武器を使わなくてはなりません。

 

営業はやっぱり奥深い

今回私なりに営業の意味を提唱しましが、これが正解であると言い張るつもりはありません。

しかし、営業の意味は何かと改めて考え整理してみる。私は、今回営業について考えれば考えるほど、営業が奥の深い職種であると実感しました。

この時代だからこそお客様とのお付き合い、コミュニケーション、信頼関係によって成り立つという先用後利のビジネスモデルに気づきをもらうことが出来るのではないでしょうか?

 

 

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